書誌事項

影の現象学

河合隼雄 [著]

(講談社学術文庫, [811])

講談社, 1987.12

タイトル読み

カゲ ノ ゲンショウガク

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内容説明・目次

内容説明

影はすべての人間にあり、ときに大きく、ときに小さく濃淡の度合を変化させながら付き従ってくる。それは、「もう1人の私」ともいうべき意識下の自分と見ることができる。影である無意識は、しばしば意識を裏切る。自我の意図する方向とは逆に作用し、自我との厳しい対決をせまる。心の影の自覚は、自分自身にとってのみならず、人間関係の上でもきわめて重要であり、国際交流の激しくなってきた今日においてはますます必要である。

目次

  • 第1章 影(影のイメージ;ユングの「影」概念;影の種々相)
  • 第2章 影の病い(二重身;二重人格;夢の中の二重身)
  • 第3章 影の世界(暗黒;不可視の影;地下の世界)
  • 第4章 影の逆説(道化;トリックスター;ストレンジャー)
  • 第5章 影との対決(自我と影;影との対話;影と創造性)

「BOOKデータベース」 より

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