ラカン読解入門
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ラカン読解入門
岩波書店, 1989.8
- Other Title
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Introduction à la lecture de Lacan
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ラカン ドッカイ ニュウモン
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Description and Table of Contents
Description
本書は、まず「鏡像段階」、「イマジネール(想像的なもの)」、「サンボリック(象徴的なもの)」、「レール(現実的なもの)」といったラカンの独創的な概念を、ソシュール言語学・ヘーゲル哲学などの基本的枠組みを参照しつつ平明に説き起こす。さらに、具体的な例および図解の導入によって、ラカンの精神分析における構造主義的な理論化の過程に徹底的な照明を当てている。ラカンの学説にふれたことのない人々を対象になされた講義をもとに著わされた本書は、まさにラカン理解のための絶好の入門書。
Table of Contents
- 1 フロイトへの回帰
- 第1部 言語学と無意識の形成物(夢の作業における圧縮と置き換え;構造という概念;構造言語学の要素;記号の価値とラカンのクッションの綴じ目;隠喩‐換喩とシニフィアンの優越;隠喩過程としての圧縮;置き換えと、換喩の過程としての夢の作業;隠喩‐換喩的過程としての機知;隠喩的過程としての症状)
- 第2部 主体性の〈構造的交叉点〉としての父の隠喩(ファルスの優勢;鏡像段階とエディプス;父の隠喩‐〈父の名〉、欲望の換喩;〈父の名〉の排除—精神病過程への接近;シニフィアンの秩序による主体の分裂と無意識の降誕;主体の分割—ランガージュへの疎外;無意識の主体‐言表行為の主体、言表内容の主体;〈自我〉への主体の疎外、シェーマL‐主体の排除;意識の弁証法と欲望の弁証法)
- 第3部 欲望‐ランガージュ‐無意識(欲求‐欲望‐要求;欲望のグラフ1—クッションの綴じ目から;パロールの挽臼へ;コミュニケーションの定式と、他者(A)のディスクールとしての無意識;欲望のグラフ2—機知というシニフィアンの技法における意味の創造と、ランガージュにおける無意識の壊乱;欲望のグラフ3—欲望とシニフィアンとの結合;グラフの〈生成〉)
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