吾妻鏡の方法 : 事実と神話にみる中世

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吾妻鏡の方法 : 事実と神話にみる中世

五味文彦著

吉川弘文館, 1990.1

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アズマカガミ ノ ホウホウ : ジジツ ト シンワ ニ ミル チュウセイ

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鎌倉時代の基本史料『吾妻鏡』には、もう一つの側面があった。東国の武士たちは、鎌倉に初めて朝廷以外の政権を作り、「王殺し」を繰り返し自らの幕府を再生していった。著者は、作品論から『曽我物語』との関係に着目し、『吾妻鏡』の原史料からその構成を探り、裁判制度から幕府政治史に迫る。『吾妻鏡』の語る新たな鎌倉政権像が次々と展開されてゆく。

Table of Contents

  • 序章　『吾妻鏡』の時代
  • 『吾妻鏡』の構想
  • 合戦記の方法
  • 『吾妻鏡』の構成と原史料
  • 源実朝—将軍親裁の崩壊
  • 鎌倉先期の幕府法廷
  • 執事・執権・得宗—安堵と理非

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