家事の社会学
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家事の社会学
(女性社会学者による新社会学叢書, 1)
サイエンス社, 1989.12
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カジ ノ シャカイガク
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Description and Table of Contents
Description
主婦にとって「家事」は「職業」か?ボーヴォワールが記した如く“シジフォスの岩”にすぎない不毛の労働なのか?これまで研究対象としても社会的に認められることの少なかった「家事という仕事」を正面から調査研究した書。男女を比較したデータも豊富に揃えて紹介・分析する。主婦の二つの仕事—職業と家事—を同じように扱いながら、その関わり・影響を明らかにする。
Table of Contents
- 序論(この本のねらい;家事をどういう枠組で分析するか;家事とは—定義、分類、範囲;調査のあらまし)
- 家事とはどのような仕事か—内容と時間(「もの」を扱う家事—内容;「もの」を扱う家事—性格;「ひと」に接する家事;「データ」を扱う家事;家事の複雑性と職業の複雑性;家事に費やす時間)
- 家事の性格と家事意識(家事の性格とは;主婦は家事をどう感じているか;職業と比較した家事)
- 老人同居家族の家事と核家族の家事(老人と接する時間;老人同居で家事は増えるか減るか;家事意職への影響)
- 有職主婦の家事と無職主婦の家事(主婦の有業化と家族;誰が家事を分担しているか;どれくらい時間をかけているか;どんな家事をやっているか)
- 仕事がパーソナリティに与える影響(柔軟性の男女差と有職無職の比較;職業と柔軟性;家事のやりかたと柔軟性;仕事の複雑性と育児の価値観)
- 主婦としての意識と家事観(主婦と家事のかかわり;労働市場における「家事的な」分野;主婦役割と家事;調査結果からみた主婦の意識;家事と主婦のゆくえ)
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