鉄炮伝来 : 兵器が語る近世の誕生

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鉄炮伝来 : 兵器が語る近世の誕生

宇田川武久著

(中公新書, 962)

中央公論社, 1990.2

タイトル別名

鉄砲伝来

タイトル読み

テッポウ デンライ : ヘイキ ガ カタル キンセイ ノ タンジョウ

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注記

参考文献:p176〜182

内容説明・目次

内容説明

日本に鉄炮を伝えたのは、ポルトガル人ではなく倭寇だった。この新兵器の普及により、群雄争う戦国の世は一変、織田信長という寵児を生み、天下一統が成る。伝来当初は贈答品にすぎなかった鉄炮が、いったん合戦の場で威力を示すと、諸大名は先を競ってその装備を急ぎ、生産は飛躍的に高まった。この波紋は文禄・慶長の戦いの中で、朝鮮にも多大の影響を与えることになる。歴史の歩みを加速させた兵器を、文化として検証する。

目次

  • 1 鉄炮伝来の実像—新兵器渡来の謎
  • 2 西南戦国大名の新兵器受容—国内への伝播
  • 3 東国の戦国大名と鉄炮—東への波及
  • 4 統一政権の成立と鉄炮の定着—小銃から大砲へ
  • 5 海を渡った火縄銃—アジアへの伝播
  • 6 徳川政権誕生と火砲—動乱から平和へ
  • 7 砲術の成立—火薬製造法から秘伝書へ
  • 8 日本鉄炮研究小史—立ちおくれた体系化

「BOOKデータベース」 より

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