医療民俗学論
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医療民俗学論
雄山閣出版, 1991.3
- タイトル読み
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イリョウ ミンゾクガクロン
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内容説明・目次
内容説明
日本民俗学における医療の問題は、これまでいわゆる俗信・迷信と同列に扱われ、専門的研究は極めて少なかった。本書は、従来の心意伝承ではなく、技術伝承の点から民俗医療をとらえなおし、新たな視点を提示しようとするものである。
目次
- 医療民俗学の方法(医療民俗学の定義;民俗医療の特質;日本の常民と未開人の相違点;日本人の病理観)
- 医療の歴史(原始間代の医療;古代の医療;中世の医療;近世の医療;現代の医療)
- 治療医学的民俗医療(薬物その他による科学的な療法;呪術による療法;精神病とその治療)
- 予防医学的民俗医療(内科的疾患の予防;外科的疾患の予防;医療としての年中行事)
- 妊娠・出産の医療民俗学的考察(妊娠の徴候;マタニティ・ベルトの効用;妊婦が守るべきタブー;難産を避けるために;分娩の場所と方法;分娩にともなう諸問題)
- 家畜医療の方法(馬の病気とその治療;馬の保健と安全祈願;年中行事と馬;牛の病気とその治療;その他の家畜の病気と治療法)
「BOOKデータベース」 より