リズムの美学 : 日中詩歌論
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リズムの美学 : 日中詩歌論
明治書院, 1991.3
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リズム ノ ビガク : ニッチュウ シイカロン
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Description and Table of Contents
Description
なぜ日本と中国の詩的リズムは「五音・七音」と「五言・七言」を中心としているのだろうか。「五七調」や「五言詩」が荘重・典雅に、「七五調」や「七言詩」が軽快・流麗に響くはのなぜか。いわゆる「字余り」の句に、素朴で落ち着いた感じが生まれるのはどうしてか。「内在律」の実態とは。…この興味深い謎を、詩的リズムの視点から解明する。
Table of Contents
- 序論 詩的リズム論における基礎的なポイント—リズムの正確な理解のために
- 日本詩歌のリズム論における三つの懸案—「詩拍」の構造と「休音」の機能から
- 詩型としての短歌—“リズムの多様化”と生命力
- 詩型としての「俳句」・付「漢俳」考—“余白の制度化”と生命力
- 「自由詩」のリズム—“イメージのリズム化”ということ
- 文語自由詩としての「訓読漢詩」—自由律形成の歩み
- 中国詩歌のリズム論における三つの懸案—主要定型の変遷をめぐって
- 「填詞」のリズム—“長短句”の意味するもの
- 「新詩」のリズム—その実態と史的意義
- 言語時空における“発音の可変性”と“リズムの不変性”—古典と現代をつなぐもの
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