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英国の紳士

フィリップ・メイソン著 ; 金谷展雄訳

晶文社, 1991.10

タイトル別名

The English gentleman : the rise and fall of an ideal

タイトル読み

エイコク ノ シンシ

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内容説明・目次

内容説明

イギリスは紳士になりたいと思っている人の国である。だが、紳士とは?生まれの良い人?金持ち?礼儀正しい人?女性に親切な人?困ったことに、紳士の基準は時代により人により、一律でないのである。チョーサー、ジェイン・オースティン、サッカレー、ディケンズなどの作品から、あるいは、実在の紳士たちの記録から、たくさんの実例を収集し、イギリス人の理想の行動様式を探った異色の文化史。

目次

  • 第1章 紳士らしく振る舞う—ジョージ・エリオットの描く紳士の輪郭
  • 第2章 過去の遺産—ギリシャ・ローマから中世へ
  • 第3章 チョーサーの描いた紳士
  • 第4章 廷臣—ルネサンスの理想的人物像
  • 第5章 宮廷と田舎—18世紀の2つの類型
  • 第6章 優美な物腰、堅固な信条—ジェイン・オースティンの微妙な秤
  • 第7章 スポーツマン紳士
  • 第8章 ニューカム大佐—サッカレーの描く紳士
  • 第9章 民衆の声—敵意ある証人ディケンズ
  • 第10章 ロマンチックな現実主義者
  • 第11章 ほとんど宗教
  • 第12章 紳士を作る工場—パブリック・スクール
  • 第13章 エヴァン・ハリトン—メレディスの苦い笑い
  • 第14章 キリスト教徒の紳士—ニューマンの紳士論
  • 第15章 ポーランド人の目を通して—コンラッドが見た紳士
  • 第16章 エドワード7世時代の人々—20世紀初頭の輝く紳士たち
  • 第17章 世界の半分に君臨して—大英帝国の支配者たち
  • 第18章 高邁な理想—紳士理念の光と影
  • 第19章 エピローグ—今日の紳士

「BOOKデータベース」 より

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