エディプスと阿闍世(あじゃせ)

書誌事項

エディプスと阿闍世(あじゃせ)

小此木啓吾著

青土社, 1991.11

タイトル読み

エディプス ト アジャセ

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内容説明・目次

内容説明

フロイトは、エディプス・コンプレックスの発見を、人類に対する彼の最大の貢献と自負する。だが、それを強調するあまり、愛や優しさの源泉としての〈母なるもの〉を見落とした。母と子の強靭な一体感・愛憎関係から、独自の心性を織り上げる日本型母性社会を、阿闍世コンプレックス=母性原理の視座から大胆に捉え直す—。

目次

  • 1 フロイトにおける阿闍世コンプレックス(ベベ・イマジネール—想像の赤ん坊;揺らぐ父の絆—クバート・シンドローム;男性月経社会に学ぶ—メイル・メンストレーション;モーゼ像とマリア崇拝—隠された妻と処女降誕神話)
  • 2 フロイトからフロイト以後へ(ファミリー・ロマンス—真実を隠す家族空想;アンファン・テリブル—フロイトの恐るべき子供たち)
  • 3 母子相互作用の探求(ヒューマン・アニマル・ボンド—人とペットの交流;モーニング・ワーク—リビドーの固執性;母性剥奪—その二つの社会的背景;母性愛神話の行方—マターナル・アタッチメント)
  • 4 フロイト像の変遷(フロイト像の変遷)

「BOOKデータベース」 より

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