日和見 : 日本王権論の試み

書誌事項

日和見 : 日本王権論の試み

宮田登著

(平凡社選書, 143)

平凡社, 1992.10

タイトル読み

ヒヨリミ : ニホン オウケンロン ノ ココロミ

大学図書館所蔵 件 / 139

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

天皇制支配を民俗次元でとらえると、王権維持の儀礼・祭事を支える精神構造がうかがえる。日和見はその基底にある観天望気の技術であり、暦をつくって時間を管理し、生活を支配することであった。おとしめられ、否定的な意味でしか使われない「日和見」は、ここに本来の意味を取り戻し、日本社会の性格を根底から再検討するためのキーワードとして、復権を果たす。

目次

  • 1 民俗知識としての「時間」(トキ・聖なる時間;月と時;境の時間;陰陽と時)
  • 2 生活の中の暦(暦の表現;改暦と生活;祭りと暦)
  • 3 王権と時間(日知りの意義;太陽と日読み;改元と私年号;東国の王権・将門;東国の伝説からみた異人と王;長者の没落と死;長者と頭〈当〉屋)
  • 4 日和見の思想(ヒヨリミビト;日の吉凶;休み日と遊び日;名主と日和見;ハレとケと日和見;日和見の儀礼と原理;ミロクと日和見)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN08250947
  • ISBN
    • 4582841430
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    294p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ