浜辺の誕生 : 海と人間の系譜学
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浜辺の誕生 : 海と人間の系譜学
藤原書店, 1992.12
- タイトル別名
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Le territoire du vide : l'occident et le désir du rivage (1750-1840)
- タイトル読み
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ハマベ ノ タンジョウ : ウミ ト ニンゲン ノ ケイフガク
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注記
原著 (Paris : Editions Aubier-Montaigne , 1988) の全訳
原註: p[587]-744
附録地図: 巻末
第2刷 (2003年出版) のページ数は751p. ただし、本文に変更はなし
内容説明・目次
内容説明
怖れと嫌悪の淵源、怪物の棲みか、『聖書』解釈の場たる混沌の世界から、「浜辺」を奪還した〈近代人〉。海と空と陸の狭間、自然の諸力の鬩ぎあう場浜辺は〈人間〉の歴史に何をもたらしたのか?自然神学・医学・生物学・地質学ら〈科学〉の言説と、絵画・旅行・海岸保養の流行・社交界の卓越化の戦略等の複雑ないりくみあいの中から、浜辺での「魂の医術」、身体と海との新しいハーモニーを見いだした〈近代人〉の諸快楽が、「浜辺リゾート」の誕生へと収斂していく様を、壮大なスケールで描く。感性の歴史学、最高の到達点。
目次
- 第1部 未生の経験とざわめく欲望(恐れと嫌悪の淵源;浮かびあがる讃嘆のかたち)
- 第2部 あたらしい愉悦の輪郭(身体と海のあたらしいハーモニー;世界のはらむ謎を読み解く;鮮烈なる驚き;うつろう道筋)
- 第3部 錯綜する社会情景(港見物;砂浜の百科全書;透視画のなかの登場人物たち;海岸の悲壮美とその変容;浜辺リゾートの創出)
「BOOKデータベース」 より