重力の虹
著者
書誌事項
重力の虹
(文学の冒険)
国書刊行会, 1993
- 1
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- タイトル別名
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Gravity's rainbow
- タイトル読み
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ジュウリョク ノ ニジ
大学図書館所蔵 件 / 全211件
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1/933/P99/1001959271,
1/933/P99/1002134504, 2/933/P99/2001959280, 2/933/P99/2002134620 -
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注記
その他の訳者: 植野達郎, 佐伯泰樹, 幡山秀明
内容説明・目次
- 巻冊次
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1 ISBN 9784336030573
内容説明
キーンという音が大空をよぎる。V2ロケットの来襲だ。第2次世界大戦も末期のロンドン、アメリカ軍中尉タイローン・スロースロップは、ドイツ軍の猛爆撃もなんのその、ガールハントに余念がない。ところが、彼の行動をひそかに監視している者がいる。彼らの調査によれば、スロースロップが女とセックスした場所へ、後刻、必ずV2ロケットが落ちるというのだ。スロースロップの勃起とロケットの軌跡は果たして関連があるのか?この現象をめぐって当局の研究室で議論される途方もない仮設の数々と、次第に明らかにされるスロースロップの出生の秘密。舞台はロンドンからリヴィエラ、チューリヒ、さらに連合軍占領下のドイツへと移り、巨大な見えざる手に翻弄されるスロースロップのさすらいの旅が始まる。脱線に次ぐ脱線、錯綜する人間関係、時間と空間を越え展開する物語。
- 巻冊次
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2 ISBN 9784336030580
内容説明
混沌と破壊の支配するヨーロッパの荒野をひとりゆく、われらが〈ロケットマン〉タイローン・スロースロップ。あるときは亡命船アヌビス号で乱交パーティに加わったり、またあるときは闇商人の一味と共に旧ロケット基地を急襲したり、海辺の町では豚の英雄プレハヅンガに扮して大暴れ。元天才映画監督にして神出鬼没の闇商人〈跳ね駒〉、淫らな銀幕の女王グレタ・エルトマンとその娘ビアンカ、アフリカ・ヘレロ族の〈黒の軍団〉を率いるエンツィアーン、彼を追いかけるロシア人の異母兄弟チチェーリンとそのまた後を追うブロッケンの魔女ゲリー、〈ゾーン〉各地で彼と出会い、通り過ぎてゆくさまざまな人々。ロケットと自分自身の謎を追い求めるロースロップの偏歴は続く。一方、ロンドンでは〈組織〉に対する〈反勢力〉が結成され、抱腹絶倒奇妙奇天烈な反撃が開始された。いくつもの挿話を積み重ね、過去へ未来へよろめきながら、物語は究極のゼロ・アワーへと進んでいく。発表以来、轟々たる賛辞と非難の嵐をまきおこし、いまだ20世紀アメリカ文学の極北に屹立し続ける謎の天才作家トマス・ピンチョンの全米図書賞受賞作。
「BOOKデータベース」 より