書誌事項

藤原行成

黒板伸夫著

(人物叢書 / 日本歴史学会編集, [通巻206])

吉川弘文館, 1994.3

  • : 新装版

タイトル別名

藤原行成

タイトル読み

フジワラノ ユキナリ

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注記

藤原行成の肖像あり

カバーに通巻206とあり

略年譜: p280-296

主要参考文献: p297-300

内容説明・目次

内容説明

行成は生前「世のてかき」と讃えられ、現代も三蹟の一人として知らぬ人はない。しかし彼の本領は、藤原道長の摂関政治体制の中に生き、それを支えた典型的貴族官僚としての活動にある。本書は彼の日記『権記』を手がかりに、その実像に迫り、信仰や人生観など内面生活にも目を注ぎながら、当時の政治や宮廷社会のあり方を浮彫りにしている。

目次

  • 序章 三蹟・四納言
  • 第1 誕生から元服—輝かしき家系とその明暗
  • 第2 官途への出発—修業の時代
  • 第3 頭弁行成へ—繁忙の日々
  • 第4 大丞の座—一帝二后
  • 第5 世尊寺供養—無常の世を踏みしめながら
  • 第6 宰相の座へ—明暗の除目・去り行く人々
  • 第7 恪勤の上達部—苦衷と栄達の道
  • 第8 侍従中納言—一条朝の終焉へ
  • 第9 三条天皇の代に—暗雲の時代
  • 第10 後一条朝開幕—御堂専制の世に
  • 第11 翳り行く名門の誇り—彼岸への旅立ち
  • 第12 藤原行政の人間像—学識・才芸・心的傾向
  • 第13 藤原行成の周辺—家族・居宅・家政機関・世尊寺家
  • 藤原行成関係系図

「BOOKデータベース」 より

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