裁かれる大正の女たち : <風俗潰乱>という名の弾圧
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裁かれる大正の女たち : <風俗潰乱>という名の弾圧
(中公新書, 1183)
中央公論社, 1994.4
- タイトル読み
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サバカレル タイショウ ノ オンナ タチ : フウゾク カイラン ト イウ ナ ノ ダンアツ
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内容説明・目次
内容説明
大正年間、国家秩序の基盤は家父長権に支えられた家族制度であり、男性上位の社会秩序であった。これに反する者は古来の淳風美俗に反するとして厳しい規制を受ける。しかしこの圧力に反発する庶民のエネルギーもまた強く、その代表が〈新しい女〉たちであった。本書は〈風俗潰乱〉の名のもとに弾圧され抵抗した有名無名の女性たちの姿を当時の新聞雑誌から再現し、デモクラシーとロマンティシズムに隠れたもう一つの大正史を照射する。
目次
- 第1章 遺憾ながら許容せず—らいてうの希い
- 第2章 「猥褻」の波紋—「アダムとイブ」も西鶴も
- 第3章 魔性と不貞—須磨子・白蓮・秋子たち
- 第4章 良風美俗のため—悲惨な乳幼児
- 第5章 「耳隠し」の人々—流行と愛国心
- 第6章 教科書・軍歌・篭の鳥—ひるがえる弔旗
- 第7章 「ご辛抱なさいまし」—大正の人生相談
「BOOKデータベース」 より