身の形而上学 : 道元と聖書における「智慧に満ちた全身」論
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身の形而上学 : 道元と聖書における「智慧に満ちた全身」論
岩波書店, 1994.5
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シン ノ ケイジジョウガク : ドウゲン ト セイショ ニオケル チエ ニ ミチタ ゼンシンロン
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Description and Table of Contents
Description
地球の生態学的危機に直面した人類は、この危機をもたらした近代合理主義への反省を深めつつある。精神と身体の二元論を説いた近代西欧哲学を批判し、聖書が本来的にもつ教えと道元の思想とを根源的に追体験した著者は、東西の対立を超えた身心一如の「智慧」に到達した。近代を再審しながら新しい世紀を拓くメタ・エチカの提唱。
Table of Contents
- 1 真の身体観を求めて(デカルトとプラトンの心身二元論—その根底に隠れる宗教性;アリストテレスとトマスの霊魂・身体論)
- 2 聖書・道元の身の形而上学(聖書の人間は身である;道元の「真実人体」)
- 3 道元の「智慧に満ちた全身」論『摩訶般若波羅蜜』を読む
- 「智慧に満ちた全身」は仏の広大無辺な「活き」を知る
- 三昧体験の深みへ)
- 4 聖書の「知慧に満ちた全身」論(現代聖書学は創世記解釈を変革した;聖書における「智慧に満ちた全身」;神体験の深みへ—捕囚の絶望の淵への沈潜)
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