神の拳
著者
書誌事項
神の拳
角川書店, 1994.6
- 上
- 下
- タイトル別名
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The fist of God
- タイトル読み
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カミ ノ コブシ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784047912199
内容説明
冷戦が終焉し、世界の紛争は多極化した。和平の声を聞いてもなお中東では争いの火は消えず、最終兵器を所有するのはもはや大国だけではなくなった。イラクに技術協力していたロケット砲弾開発の世界的権威ジェラルド・ブル博士がブリュッセルで暗殺された。数日後、サダム・フセインはクウェートに侵攻。アメリカを中心とする多国籍軍がサウジアラビアで戦闘の準備をすすめる。そのころ、イラクからの電波が傍受された。「“クブトゥタッラー”神の拳がまもなく手に入る」。神の拳とはなになのか、サダム・フセインは何を考えているのか、アラブ学者、核物理学者、諜報機関のベテランが情況の分析を試みる。そして、ひとりの男に白羽の矢が立った。徹底した取材とストーリー・テリングの天賦の才が見事に結実した、世界のフォーサイス,待望の最新長編。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784047912205
内容説明
褐色の肌の英国軍将校マイク・マーチンはインド人の母とイギリス人の父の間に生まれた。彼は少年時代をバグダッドで過ごし、完璧なアラビア語をあやつった。マーチンはアラブ人を装いクウェート市内に潜入し、レジスタンス活動をサポートする。そして、さらに空爆が始まったバグダッドに潜り込む。多国籍軍は最新のハイテク技術でイラク軍の戦力を完璧に把握していると思われていた。が、多くの戦争設備には偽装がほどこされており、多国籍軍がピンポイント空爆で破壊したのはその一部にすぎなかった。マーチンは活動を開始した。かつて級友と遊んだ街で、イスラエルが抱えるサダム政権内の反逆者コード・ネーム“ジェリコ”に接触し、“神の拳”の正体を暴き、その使用を阻止するために。フォーサイスは史上初の衆人環視下の戦争“湾岸戦争”を通して告発する。事実は報道されたとおりではないのだと。
「BOOKデータベース」 より