中原中也
著者
書誌事項
中原中也
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1994.11
- タイトル読み
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ナカハラ チュウヤ
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注記
年譜:p282-291
内容説明・目次
内容説明
「汚れつちまつた悲しみに/今日も小雪の降りかかる…」。『山羊の歌』『在りし日の歌』のたった二冊の詩集を残し、駆け足でこの世を去った詩人・中原中也。「優しさ」を根に持ち、「悲しみ」と向かいあって歌い続けた、この近代の詩人の作品の底に流れる喪失感の原郷を、「子守歌的なるもの」という視点により鮮やかに捉え直す力作。1988年サントリー学芸賞受賞。
目次
- 第1章 口語自由詩の本質—亡びたる過去のすべて
- 第2章 生の氾濫—大正十二年とはなにか
- 第3章 ダダイズムとの遭遇—喪失の感情
- 第4章 長谷川泰子と富永太郎—異質な他者
- 第5章 「朝の歌」まで—陶酔と離別
- 第6章 『山羊の歌』—子守歌的なるもの
- 第7章 『在りし日の歌』—詩人のデスマスク
「BOOKデータベース」 より