ハプスブルクの実験 : 多文化共存を目指して

書誌事項

ハプスブルクの実験 : 多文化共存を目指して

大津留厚著

(中公新書, 1223)

中央公論社, 1995.1

タイトル読み

ハプスブルク ノ ジッケン : タブンカ キョウゾン オ メザシテ

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注記

参考文献:p186-189

内容説明・目次

内容説明

五千万の人口に十一の言語集団。東欧に君臨した多民族国家ハプスブルクはアウスグライヒ体制の下、憲法に各民族の平等を謳い、その実現のために様々な工夫を導入した。軍隊の配置と移動、役所での使用言語、小学校の設置と教育、選挙区の区割り—。しかし巧妙につくられた各民族の均衡は第一次大戦で崩壊し、その後に独立した諸国家にハプスブルク五十年の実験が継承されることはなかった。民族自決の理念と現実の乖難を問う。

目次

  • 第1章 自立して対等にして共通—アウスグライヒ体制の構造
  • 第2章 あなたの民族は?—統計と民族
  • 第3章 もしも兵士になったら—軍隊と民族
  • 第4章 役所で—行政と民族
  • 第5章 少数民族系小学校のつくり方—教育と民族
  • 第6章 民族は比例的に代表されるか—議会と民族

「BOOKデータベース」 より

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