パルチザンの理論
著者
書誌事項
パルチザンの理論
(ちくま学芸文庫, [シ-3-1])
筑摩書房, 1995.10
- タイトル別名
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Theorie des partisanen : Zwischenbemerkung zum Begriff des Politischen
パルチザンの理論 : 政治的なるものの概念についての中間所見
- タイトル読み
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パルチザン ノ リロン
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注記
底本: 「パルチザンの理論 : 政治的なるものの概念についての中間所見」(福村出版, 1972年5月刊)
第3刷,第5刷のページ数: 242p
内容説明・目次
内容説明
王朝間の戦争を、傭兵を用い、「在来的な敵」を相手どって行なうゲームとすれば、ナポレオン軍に対抗したスペインのパルチザンは、史上初めて相手を、自らの実存を脅かす「現実の敵」と認識した。19世紀までのヨーロッパ公法は、主権国家と「正しい敵」(この「在来的な敵」と「現実の敵」)概念によって秩序づけられていた。20世紀はこの崩壊を目の当たりにする。一方、19世紀初頭以来萌芽状態にあったパルチザンは、レーニンと毛沢東によって革命と戦争の主役に躍り出るとともに、敵概念にも決定的変化をもたらした。爾来、「絶対的な敵」殱滅への道程が用意される。『パルチザン』をキーに20世紀の経験の変容を叙述した、シュミット政治学の白眉。
「BOOKデータベース」 より