古代ギリシア社会史研究 : 宗教・女性・他者

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古代ギリシア社会史研究 : 宗教・女性・他者

桜井万里子著

岩波書店, 1996.3

タイトル読み

コダイ ギリシア シャカイシ ケンキュウ : シュウキョウ ・ ジョセイ ・ タシャ

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参考文献: 巻末p15-22

内容説明・目次

内容説明

古代ギリシア世界にあって、政治制度・文化のいずれについても際立って高度な発展を遂げたポリス、アテナイ。その国制・社会組織・法制などが政治改革によってその都度変更を加えられたのに対し、宗教・女性を取り巻く諸状況はドラスティックな変化を蒙ることなく、前古典期から一貫して社会の基層を構成しつづけた。また、ポリスにおける「他者」のあり方は、市民の自己認識を映しだす「鏡」となる。著者は、これら宗教・女性・他者を考察の対象にすえ、最盛期アテナイ社会の本質に迫る。従来のポリス発展の図式を塗りかえる画期的研究の成果を集成した待望の論文集。既発表論文一一篇に書下し一篇を加えた。

目次

  • 1 宗教(ポリスと宗教;エレウシスの祭儀とアテナイ民主政の進展;エレウシニア祭と二枚の碑文)
  • 2 女性(ポリス社会における家族と女性;二つのテスモフォリア祭 ほか)
  • 3 他者(市民にとっての他者;前403年の「和解協定」をめぐって;ベンディデイア祭創設の社会的意義)

「BOOKデータベース」 より

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