ソレルのドレフュス事件 : 危険の思想家、民主主義の危険

書誌事項

ソレルのドレフュス事件 : 危険の思想家、民主主義の危険

川上源太郎著

(中公新書, 1301)

中央公論社, 1996.5

タイトル読み

ソレル ノ ドレフュス ジケン : キケン ノ シソウカ ミンシュ シュギ ノ キケン

大学図書館所蔵 件 / 190

この図書・雑誌をさがす

注記

文献: p198-207

内容説明・目次

内容説明

ドレフュス事件は、反動勢力(政府、議会、裁判所、軍部)の悪業に対する正義(新聞、知識人、世論)の勝利といえるのか。ここに露呈したのは、公的原理と秩序が崩壊したなかで孤立化し浮遊化した中産階級の「モッブ」化現象であり、それに追随する、政治の理念を失った議会・政治家の堕落現象ではないか。「危険の思想家」ソレルが見透し批判したものこそ、この民主主義のもたらす危機であり、信仰と道徳を失った知識人の頽廃であった。民主主義のもたらす危機を見透した予言者=思想家の時代診断。

目次

  • 序 ソレルへの関心
  • 第1章 笑劇の始まり
  • 第2章 街道に散る民主主義
  • 第3章 事件の憂鬱な結末
  • 第4章 ソレルと道徳の社会学
  • 第5章 ソレルと生産者の倫理学
  • 第6章 ソレルと「社会詩」としての神話

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ