ナチズムと強制売春 : 強制収容所特別棟の女性たち
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書誌事項
ナチズムと強制売春 : 強制収容所特別棟の女性たち
明石書店, 1996.5
- タイトル別名
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Zwangsprostitution : staatlich errichtete Bordelle im Nationalsozialisms
- タイトル読み
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ナチズム ト キョウセイ バイシュン : キョウセイ シュウヨウジョ トクベツトウ ノ ジョセイタチ
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注記
原著(Edition Hentrich, c1994)の翻訳. 翻訳には初版を基本として使用したが著者の希望により日本語版に際しては部分的に改訂した
引用・参考文献: p201-207
その他の訳者: 池永記代美, 梶村道子, ノリス恵美, 浜田和子
内容説明・目次
内容説明
本書の中心テーマである強制収容所の売春施設設置は、ナチスが絶滅戦争と呼んだ対ソ戦を軍需生産の面から支えるための方策の一つであり、軍需生産に動員された強制収容所の収容者の労働効率向上が目的だった。つまり戦争の遂行手段の一つだったのであり、この点でドイツ国防軍用の売春施設と同じように、日本軍が設置した「慰安所」と同列にあるといえる。本書はその観点からは、旧ユーゴスラヴァア地域で起こった集団強姦や第二次世界大戦直後のドイツにおける連合軍による強姦に関する出版物と同じく、ここ数年ドイツフェミニズムが関心を向けている「戦争と性」というテーマにつながるものである。
目次
- 性的行状を理由にした「ドイツ人」女性に対する迫害と処罰
- 強制収容所のなかの売春宿
- 国防軍用売春宿とSS用売春宿
- 外国人強制労働者のための売春宿
- 結び
「BOOKデータベース」 より