過去を復元する : 最節約原理,進化論,推論
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過去を復元する : 最節約原理,進化論,推論
蒼樹書房, 1996.7
- タイトル別名
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Reconstructing the past : parsimony, evolution, and inference
過去を復元する : 最節約原理進化論推論
- タイトル読み
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カコ オ フクゲン スル : サイセツヤク ゲンリ シンカロン スイロン
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注記
参考文献: p[305]-312
内容説明・目次
内容説明
過去の進化プロセスが生んだ系統(血縁)関係は、現生生物データからいかにして推定されるだろうか。データにもとづく系統関係の推定とはいったい何を意味し、いかなる前提が系統推定の背後に存在し、その前提の妥当性はどのようにして示されるのか、と著者E.ソーバーは問いかける。そして系統体系学を評価するための有効な尺度、単純性/最節約性の概念を適用した事例を紹介し、哲学・生物学・統計学を綜合して、最節約原理が系統の手段としていかなる場合に役立つかを示している。進化生物学のなかで、系統推定は論争の的になっている。この科学論争を広い文脈でとらえた本書は、進化学・系統学のみならず生物哲学への秀れた貢献といえよう。
目次
- 第1章 生物学からみた系統推定問題
- 第2章 哲学からみた単純性問題
- 第3章 共通原因の原理
- 第4章 分岐学—仮説演繹主義の限界
- 第5章 最節約性・尤度・一致性
- 第6章 系統分岐プロセスのモデル
「BOOKデータベース」 より