電子相関
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電子相関
(岩波講座現代の物理学 / 江沢洋 [ほか] 編, 16)
岩波書店, 1997.2
第2刷
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デンシ ソウカン
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注記
第2次刊行に際し補章を追加した
付: 参考書・文献:p.209-210. 索引:巻末
内容説明・目次
内容説明
金属中の電子はCoulomb相互作用のため互いに避けあって運動する。このように電子が互いに相関をもって運動することを電子相関と呼んでいる。一般に相関の強い金属電子の正常状態は古典的なLandauのFermi液体論によって記述できる。このFermi液体論はLuttingerらによって微視的に導かれ、最近の磁性希薄合金・重い電子系、銅酸化高温超伝導体・有機導体、絶縁相に近い金属などの研究を通じて具体化され、豊かな物理的内容をもつことが明らかにされてきた。本書ではバンド計算のような1本近似では見られない金属電子の多体効果を紹介する。
目次
- 1 Fermi気体
- 2 Fermi液体論
- 3 Andersonの直交定理
- 4 s‐dハミルトニアンと近藤効果
- 5 Andersonハミルトニアン
- 6 Hubbardハミルトニアン
- 7 相関の強い電子系のFermi液体論
「BOOKデータベース」 より