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  • ミルクと日本人 : 近代社会の「元気の源」

    武田尚子著

    中央公論新社 2017.6 中公新書, 2438

    「こんな強烈な匂いと味なのに、お茶に入れて飲むなんて!」牛乳を飲む英国人を見た日本人の言葉である。だが明治二年、築地で牛乳が売り出され、日本人はその味に慣れていった。芥川龍之介の実家も牧場を経営し、渋沢栄一はそこから牛乳を取っていた。大正期には牛乳を加工したキャラメルが大流行した。関東大震災で緊急配布が行われ、敗戦後に児童の栄養を案ずる人々により学校給食への導入が進む。飲み物が語る近代史。 序章 ミルクが届く朝;第1章 近代牧牛の揺籃期;第2章 渋沢栄一の牧場ビジネス;第3章 お相撲さんとミルク—栄養と衛生;第4章 ミルクのある暮らし;第5章 キャラメルの時 ...

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  • 三島由紀夫かく語りき

    篠原裕編著

    展転社 2017.4

    ... 大精緻なる創作と言動の一端に、元楯の會一期生が肉迫する! 「文化防衛論」;「水戸の血」;「果たし得てゐない約束」—私の中の二十五年;「実感的スポーツ論」;「日本人の誇り」;「第一の性」—プレースリー、アラン・ドロン&三島由紀夫;「葉隠入門」;「私の遍歴時代」—太宰/治、芥川龍之介&川端康成;「わが育児論」—結婚・育児・教育について;「アポロの杯」〔ほか〕

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  • そしてワシントン・アーヴィングは伝説になった : 「アメリカ・ロマン派」の栄光

    齊藤昇著

    彩流社 2017.5 フィギュール彩, 90

    日本にも早くに紹介され、「英語の模範」として芥川龍之介や大日本帝国憲法の起草に参画した金子堅太郎など、明治期の知識人らにも影響した作品『スケッチ・ブック』、いまも読み継がれる旅行記『アルハンブラ物語』などの名作を残したワシントン・アーヴィングとは一体どのような人物だったのか。アメリカとヨーロッパを行き来したその人生と、作品誕生の背景を探る。 第1章 気ままな修業時代;第2章 旧世界という新天地;第3章 独創性の模索;第4章 豊穣の空白期—スペインを舞台に;第5章 名声と共に帰還;第6章 アーヴィングと日本

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  • 昭和一〇年代の芥川龍之介

    近代文学合同研究会編

    近代文学合同研究会 2017.2 近代文学合同研究会論集, 第13号

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  • 滝田樗陰 : 『中央公論』名編集者の生涯

    杉森久英著

    中央公論新社 2017.4 中公文庫, [す-4-3]

    明治末から大正にかけて『中央公論』主幹を務めた滝田樗陰。低迷する雑誌に文芸欄を設け文壇の登竜門にまで押し上げ、吉野作造を起用して大正デモクラシーの時代を招来した、名編集者とその時代を描く。巻末に吉野ほか谷崎潤一郎、芥川龍之介、菊池寛、山本実彦による追憶記を収録。 序章 樗陰とその時代;第1章 文芸欄を設けるまで;第2章 新人の発掘;第3章 嶋中雄作と波多野秋子;第4章 熱と意気の人;滝田樗陰追憶記;巻末エッセイ 父・滝田樗陰の思い出

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  • 耳瓔珞 : 女心についての十篇

    安野モヨコ選・画 ; 円地文子, 川端康成他著

    中央公論新社 2017.4 中公文庫, [あ-84-2]

    ... 神います 女の胸をかき乱す、淋しさ、愛欲、諦め、悦び—。安野モヨコが愛した、女心のひだを味わう傑作群。孤独な男を残酷なまでに誘惑する「耳瓔珞」、愛している男を自分の親友と結婚させる「むすめごころ」など—繊細な挿絵とともに、円地文子、川端康成、白洲正子、岡本かの子、有吉佐和子、芥川龍之介、織田作之助らの奥深い魅力に出会える、好評シリーズ第二弾。

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  • 小説のしくみ : 近代文学の「語り」と物語分析

    菅原克也著

    東京大学出版会 2017.4

    芥川龍之介、安部公房、泉鏡花、太宰治、永井荷風、夏目漱石、三島由紀夫、森鴎外…魅力的な日本近代文学の作品を例に、地に足ついた日本語で文学理論を語りなおす試み。 第1章 テクストの相(三つの相—物語内容、物語言説、物語行為;太宰治「浦島さん」 ほか);第2章 語り手と語りの場(語り手という存在;語り手の姿—読者と向きあう語り手 ほか);第3章 語りの視点(心の中を語ること;焦点化—誰が知覚し、誰が語るのか ほか);第4章 テクストの声(テクストから聞こえる声;森鴎外「山椒大夫」における話法の処理);第5章 語りと時間(小説の中の時間;順序 ほか);終章(テクス ...

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  • 東アジアの女性と仏教と文学

    張龍妹, 小峯和明編

    勉誠出版 2017.5 アジア遊学, 207

    ... 4 東アジアへの視界(宋代の女性詩人と仏教—朱淑真を例として;朝鮮の宮廷女流文学における宗教思想);5 近世・近代文学の女性と宗教(上田秋成の仏教観と「宮木が塚」における権力・智略と信仰;二十世紀の和泉式部伝説—『かさぶた式部考』における「救済」について;初期平塚らいてうの女性解放の思想と禅;芥川龍之介『南京の基督』論—金花の“奇蹟”物語の深層心理;核時代における現代人の信仰の問題について—大江健三郎の『燃えあがる緑の木』を中心に)

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  • 片隅の美術と文学の話

    酒井忠康著

    求龍堂 2017.4

    文豪や詩人、画家たちのサイドストーリー。川端康成の心を揺らした古賀春江、芥川龍之介の人生を写す河童の絵、鏑木清方と麻生三郎の三遊亭円朝をめぐる縁、澁澤龍彦の生前最後の本の注文書…読み出すと止められない、33話の名エッセイ。 1 美術と文学(志賀直哉と「美術」;高村光太郎—パリで秘密にしたもの;高村光太郎の留学体験 ほか);2 詩と絵画(村山槐多の詩と絵画;萩原朔太郎の装幀;西脇順三郎の絵 ほか);3 文学散歩(“かまくら文士”の片影;安岡章太郎展の一隅;近藤啓太郎『大観伝』にまつわる消された話 ほか);4 描かれたものがたり(美術と文学の共演)

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  • 運は実力を超える

    植島啓司 [著]

    KADOKAWA 2017.3 角川新書, [K-131]

    運も実力のうちといわれるが、運を必然のように引き寄せられる人こそ、好機をとらえることができる。仕事・恋愛、ギャンブル…、人生の多くの局面で実力を発揮するために、運の本質とは何かを探求していく。 第1部 芥川龍之介の短編『運』の考察(いったい運とは何だろう;『運』の主人公の女性は幸運だったか;出典とされる『今昔物語集』(巻十六ノ三十三話)と比較してみる;芥川龍之介『運』の意図するところは?;彼女を幸せと考えるか不幸と考えるか);第2部 運をつかむにはどうすればいいのか(どうすれば運をつかめるのか;ルーレットで勝つ;運をつかむ5箇条;これまで試行錯誤してきたけれど);第3部 運が強 ...

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  • 赤い屋根 ; 友田と松永の話 ; 饒舌録

    谷崎潤一郎著

    中央公論新社 2017.4 谷崎潤一郎全集 / 谷崎潤一郎著, 第12巻

    ... 著者年譜「『現代小説全集第十巻谷崎潤一郎集』」 都市情景 釈明 栗原トーマス君のこと 序詞「『現代日本文学全集第二十四編谷崎潤一郎集』」 うめとさくら 記者がのぞきみた先生の秘密「蘿洞先生」、推理小説的な分身譚「友田と松永の話」、横浜を舞台に美少女に貢ぐ中年男を描いた「青い花」、芥川龍之介との論争に発展した「饒舌録」、話題を呼んだ翻訳「グリーブ家のバアバラの話」など、残酷でエロティックな短篇を中心に、大正末から昭和初年の作品群を収載する。 『潤一郎喜劇集』;『赤い屋根』;『近代情痴集 新潮文庫・第八編』;『饒舌録』;単行本未収作品;雑纂

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  • 文豪の謎を歩く : 詩、短歌、俳句に即して

    牛島富美二著

    竹林館 2017.1-

    [正] , 続

    文学作品は織物である。紐解くことの深いよろこび… 名作を散策するよろこび。文豪に出会う驚き。 詩一篇の謎(明治三陸大津波鎮魂詩として—島崎藤村「潮音」;三陸大津波への思い—正岡子規「三陸海嘯」;凋落—芥川龍之介「沙羅の花」 ほか);短歌一首の謎(鬼となり仏となる身—夏目漱石;放縦不羈の生活をして—菊池寛;多感な少女時代—宮本百合子 ほか);俳句一句の謎(菊と星に寄せる熱い思い—宮沢賢治;恋愛不能者だった探偵作家—江戸川乱歩;恋を語る魚—佐藤春夫 ほか) 詩一篇の謎(夏目漱石と二人だけの新境地開拓詩—高浜虚子;魔 ...

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  • 日本文学の名作を読む

    島内裕子編著

    放送大学教育振興会 2017.3 放送大学教材, 1554930-1-1711

    名作をどう読むか;『伊勢物語』を読む;『源氏物語』正編を読む;『源氏物語』続編を読む;『平家物語』を読む;『方丈記』を読む;『徒然草』を読む;『金々先生栄花夢』を読む;『桜姫全伝曙草紙』を読む;『白縫譚』を読む;『怪談牡丹燈篭』を読む;夏目漱石の小説を読む;森鴎外の史伝を読む;芥川龍之介の短編を読む;中島敦の短編を読む

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  • 火花

    又吉直樹著

    文藝春秋 2017.2 文春文庫, [ま-38-1]

    火花 芥川龍之介への手紙 売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。第153回芥川賞受賞作。芥川賞受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を収録。

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  • 歴史時代小説文庫総覧

    日外アソシエーツ株式会社編

    日外アソシエーツ , 紀伊國屋書店 (発売) 2017.1-

    昭和の作家 , 現代の作家

    ... 「吉原裏同心」などシリーズも一覧できる。人気シリーズから話題の新人まで一挙掲載。過去最多収録の歴史時代小説ガイド。赤川次郎、三谷幸喜など他ジャンルの作家が書いた歴史小説作品も収録。書名・シリーズ名から引ける「作品名索引」付き。読みたい作品が一目でわかる。 阿井景子;赤木駿介;芥川龍之介;阿部牧郎;安部龍太郎;荒川法勝;有明夏夫;有吉佐和子;泡坂妻夫;安西篤子〔ほか〕

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  • 芥川症

    久坂部羊著

    新潮社 2017.1 新潮文庫, 10646, く-52-2

    ... ** 父の死因とは一体何だったのか?食い違う医師・看護師の証言。真相を求め、息子はさまよう(「病院の中」)。多額の募金を得て渡米、心臓移植を受けた怠け者の男と支援者たちが巻き起こす悲喜劇(「他生門」)。芸術を深く愛するクリニック院長と偏屈なアーティストが出会ったとき(「極楽変」)。芥川龍之介の名短篇に触発された、前代未聞の医療エンタテインメント。黒いユーモアに河童も嗤う全七篇。

    Available at 34 libraries

  • 文豪ストレイドッグス公式国語便覧

    佐柄みずき著

    KADOKAWA 2016.12

    あらすじ×文豪たちの史実で、近代日本文学の「名作」と、文豪たちの「人となり」にふれる。中島敦、太宰治、芥川龍之介から中原中也、立原道造、織田作之助まで。エピソード&写真満載。20人の文豪がまとめてわかって、日本文学がもっと、近くなる。 第1幕 武装探偵社社員名簿(中島敦;太宰治;国木田独歩;江戸川乱歩;谷崎潤一郎;宮沢賢治;与謝野晶子;泉鏡花;福沢諭吉);第2幕 ポートマフィア構成員名簿(芥川龍之介;中原中也;尾崎紅葉;夢野久作;梶井基次郎;樋口一葉;広津柳浪;立原道造;森鴎外;織田作之助);第3幕 内務省異能特務課職員名簿(坂口安吾)

    Available at 10 libraries

  • 極上文學クロニクル : 本格文學朗読演劇

    徳間書店編

    徳間書店 2016.11

    日本文學の名作を気鋭の役者たちが表現する人気シリーズ『極上文學』。その世界を美しい舞台写真で再現。キャスト&スタッフコメント、原作解説など、作品の背景にも迫る。 第1弾 桜の森の満開の下—坂口安吾;第2弾 銀河鉄道の夜—宮沢賢治;第3弾 夢十夜—夏目漱石;第4弾 薮の中—芥川龍之介;第5弾 Kの昇天〜或はKの溺死—梶井基次郎;第6弾 ドグラ・マグラ—夢野久作;第7弾 走れメロス—太宰治;第8弾 草迷宮—泉鏡花;第9弾 高瀬舟・山椒大夫—森鴎外;第10弾 春琴抄—谷崎潤一郎

    Available at 6 libraries

  • 小説大院君 : 雲峴宮の春

    金東仁著 ; 岩方久彦訳

    彩流社 2016.12

    “韓国の芥川龍之介”と言われた作家の新聞小説の傑作!19世紀後半、朝鮮王朝末期の内憂外患の緊迫した時期に、国王の実父大院君は高宗の摂政として権力を揮るった。本書は、若き日の興宣君があえて官職を辞し、市中の無頼となって、蔑まれ、貧困に甘んじた時代を経てようやく“春”をつかむまでの物語。人間的葛藤と当代の腐敗した朝鮮社会の鋭い矛盾を映し出した歴史小説。

    Available at 11 libraries

  • 松本清張と私

    渡部昇一著

    ビジネス社 2016.12 昭和史 / 渡部昇一著,

    没後25年!作品を愛した著者があえて問う清張の『昭和史発掘』に疑義あり! 序章 『昭和史発掘』に疑義あり;第1章 陸軍機密費問題“軍部”;第2章 石田検事の怪死“謀殺”;第3章 朴烈大逆事件“国家”;第4章 芥川龍之介の死など“作家の死”;第5章 北原二等卒の直訴“軍隊”;第6章 日本共産党の問題“共産党”;第7章 満洲某重大事件“満洲”

    Available at 5 libraries

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