公共事業と環境の価値 : CVMガイドブック

書誌事項

公共事業と環境の価値 : CVMガイドブック

栗山浩一著

築地書館, 1997.11

タイトル別名

公共事業と環境の価値 : CVMガイドブック

Contingent valuation method : theory and practice

タイトル読み

コウキョウ ジギョウ ト カンキョウ ノ カチ : CVM ガイドブック

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注記

引用文献: p166-171

索引: p172-174

内容説明・目次

内容説明

本書の目的は、環境の持っている価値を金額で評価することで、環境破壊をめぐる開発と保護の対立を解決するための一つの方向性を示すことである。これまで、環境を守れという要求は、理念的あるいは情緒的なものが大半であった。だが、現実社会が市場メカニズムによって動いている以上、ただ感情的に環境を守れと訴えるだけでは、現実の環境問題の解決にはならない。そこで、環境の価値を評価する手法として、CVM(仮想評価法)をとりあげる。CVMはアンケートを用いて一般市民にたずねることで、環境の価値を金額で評価する手法である。本書は、環境問題に関心のある読者を対象に、このCVMを紹介することを目的としている。なぜ環境破壊が進むのか、環境の価値とは何か、そしてどのようにしてCVMが環境の価値を評価するのかなど、CVMについて詳細な解説を行う。CVMは経済学の手法であるが、本書は経済学の専門知識は必要としなくても読むことができるように配慮を行っている。

目次

  • 第1章 失われる生態系
  • 第2章 CVMとは
  • 第3章 原油流出事故の損害評価
  • 第4章 ダム開発による生態系破壊
  • 第5章 公共事業とCVM

「BOOKデータベース」 より

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