私という記号 : ドイツ文学における自我の構造
Author(s)
Bibliographic Information
私という記号 : ドイツ文学における自我の構造
九州大学出版会, 1998.2
- Other Title
-
私という記号 : ドイツ文学における自我の構造
- Title Transcription
-
ワタクシ ト イウ キゴウ : ドイツ ブンガク ニオケル ジガ ノ コウゾウ
Access to Electronic Resource 1 items
-
Limited
Available at / 109 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Contents of Works
- 序論私という記号 / 岡野進 [著]
- ラファエロの頭蓋骨あるいは旅行することの問題 : ゲーテ『イタリア紀行』をめぐって / 栗山暢 [著]
- 素朴文学?と情感文学? : シラーのエッセイをめぐって / 栗山暢 [著]
- ヘルダーリンの『エンペドクレースの死』における「Ich」 : 「Ich」の消滅による新たな「Er」の獲得? / 棚瀬明彦 [著]
- ジャン・パウルと自我の構造 / 恒吉法海 [著]
- 叙情詩の変容に関する覚書 : 若いハイネの場合 / 栗山暢 [著]
- 無神論者ケラーによる聖人伝 / 阿部吉雄 [著]
- 鏡と自伝 : 『詐欺師フェーリックス・クルルの告白』におけるセクシュアリティーの問題 / 福元圭太 [著]
- カフカを読む / 山中博心 [著]
- 魔法使いの弟子 : アイヒマンをめぐって / 森茂太郎 [著]
- ハンス・アイスラーの『ヨハン・ファウストゥス』を巡る論争 / 津村正樹 [著]
- モノと言葉 / 岡野進 [著]
Description and Table of Contents
Description
本書のテーマは「わたしという他者」である。ドイツの教養小説を対象とするが、小説の主人公たる主体の発展に焦点をおくのではなく、主体を超えた構造を浮き彫りにする。人間は世界という意味連関へと生み出される。それでは主体は世界という織物を織るものなのか、それとも織物の図柄にすぎないのか。つまり、教養小説の「わたし」に実体があるのか、それとも、主観を超えた、世界を構成する構造が主体に「わたし」と語らせているのかを問う。
Table of Contents
- 序論 私という記号:ラファエロの頭蓋骨あるいは旅行することの問題—ゲーテ『イタリア紀行』をめぐって
- 素朴文学?情感文学?—シラーのエッセイをめぐって
- ヘルダーリンの『エンペドクレースの死』における「Ich」—「Ich」の消滅による新たな「Er」の獲得?
- ジャン・パウルと自我の構造
- 叙情詩の変容に関する覚書—若いハイネの場合
- 無神論者ケラーによる聖人伝
- 鏡と自伝—『詐欺師フェーリックス・クルルの告白』におけるセクシュアリティーの問題
- カフカを読む
- 魔法使いの弟子—アイヒマンをめぐって
- ハンス・アイスラーの『ヨハン・ファウストゥス』を巡る論争
- モノと言葉
by "BOOK database"