明治国家と近代美術 : 美の政治学
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明治国家と近代美術 : 美の政治学
吉川弘文館, 1999.4
- タイトル読み
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メイジ コッカ ト キンダイ ビジュツ : ビ ノ セイジガク
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内容説明・目次
内容説明
「日本美術」は明治国家によって創られた。維新後、近代世界システムに積極的に参入していった明治日本は、西欧の国家と美術の関係を参照しながら、「日本国家としての美術」の構築を目指したのである。近代日本の美術行政・制度や美術と美術史をめぐる言説、さらに画家・美術団体などを論じ、近代に構築された美術の意味と認識の構造を問う。
目次
- 序章 美術史学の現在
- 明治美術と美術行政
- 「美術」と階層—近世の階層制と「美術」の形成
- 美術と経済—殖産興業とジャポニスム
- 美術史学の成立と展開
- 「画」と漢字
- 雅号と理想の世界観
- 「写実」「写真」「写生」
- 「歴史」と「人間」
- 狩野派の終焉
- 狩野芳崖の歴史評価の形成
- 河鍋暁斎の歴史評価の形成
「BOOKデータベース」 より