トマス・アクィナスのキリスト論

書誌事項

トマス・アクィナスのキリスト論

山田晶著

(長崎純心レクチャーズ, 第1回)

創文社, 1999.3

タイトル読み

トマス アクィナス ノ キリストロン

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注記

平成7年10月2-4日に行われた長崎純心大学キリスト教文化研究所主催の連続講演

内容説明・目次

内容説明

イエス・キリストとは何か?「我は誰なりと思うや」とのイエスの問いに、弟子たちは「生ける神の子キリストです」と答えた。「イエス・キリストは真の人間であり神である」という使徒伝承はキリスト論の原点であり、その教義(ドグマ)は4世紀から6世紀にかけて異端論争を通して形成されてきた。トマス・アクィナスは「神学大全」第3部でキリスト論の全貌を語っているが、著者はその註解の仕事を通して、トマスが独自な存在論の観点からイエス・キリストを存在と働きのい両面から総合的に捉えていることを解明し、その独創性を高く評価する。近世以降に盛んになった歴史的実証的なイエス伝研究の限界を明らかにして、新たなキリスト論を展望し、さらに信仰と理性のあり方を平易にといた講演。

目次

  • 第一日(キリスト論とは;使徒的伝承;教理史から;東西教会の分裂)
  • 第二日(ヨハネ福音書とロゴス;翻訳の問題 ほか)
  • 第三日(トマス以後のキリスト論;ドグマ的キリスト論への批判 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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