ニーズ・オブ・ストレンジャーズ
著者
書誌事項
ニーズ・オブ・ストレンジャーズ
風行社 , 開文社出版 (発売), 1999.2
- タイトル別名
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The needs of strangers
There's no place like home : the politics of belonging
- タイトル読み
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ニーズ ・ オブ ・ ストレンジャーズ
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注記
原著 (London: Vintage, 1994; first published in Great Britain by Chatto & Windus, 1984) の全訳に, 付論として, 'There's no place like home : the politics of belonging' in The age of anxiety (London: Virago Press, 1996), pp.85-105の全訳を付したもの
収録内容
- 帰属の政治学 : わが家にまさる場所はない/帰るべき場所などどこにもない
内容説明・目次
内容説明
「権利が満たされているにもかかわらず、魂は恥辱にまみれている」人びとがいるのはなぜか?人には、愛情と尊敬をもって遇されたいというニーズがあり、また精神的慰謝や帰属感に対するニーズもあるが、それらは単なる「権利」によって満たされるものではない。「見知らぬ他人」のそういったニーズに応えること、それは「役所の仕事」なのだろうか?著者は、聖アウグスティヌスからルソーにいたる人間的ニーズの変容をめぐるヨーロッパ精神史の再解釈をとおして、福祉国家において人びとが品位をもって「共に生きる」ための条件を浮き彫りにする。市場教の神官サッチャーによる改革がもたらした荒涼たる英国社会の風景の中で、しかも「頑固にリベラル」をつらぬきながら。
目次
- はじめに 悲劇とユートピア
- 第1章 自然的なものと社会的なもの—リア王
- 第2章 肉と霊—アウグスティヌス、ボッシュ、エラスムス、パスカル
- 第3章 形而上学と市場—ヒュームとボズウェル
- 第4章 市場と共和国—スミスとルソー
- おわりに 故郷喪失と帰属
「BOOKデータベース」 より