悪 : あるいは自由のドラマ
著者
書誌事項
悪 : あるいは自由のドラマ
(叢書・ウニベルシタス, 642)
法政大学出版局, 1999.6
- タイトル別名
-
Das Böse oder Das Drama der Freiheit
- タイトル読み
-
アク : アルイワ ジユウ ノ ドラマ
大学図書館所蔵 件 / 全182件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
原著(Carl Hanser,1997)の全訳
内容説明・目次
内容説明
人間に与えられた自由の代償として悪を捉え、聖書・神話世界からプラトン、カント、ルソー、ヴェーバー、フロイト、カフカ、ニーチェ、ヒトラーらを多様に考察して、人間の悪の経験と悪についての思考の展開を壮大に描く。
目次
- 起源と破局。ヘシオドスの神々の地獄。聖書の堕罪と自由の誕生。否認の系図。カインとアベル。悪魔の経歴。楽園からの追放と文明への逃避。ノア。神も悪と共に生きることを学ぶ。
- 人間は自己自身を範とすることができるか。古代の自信。伝統の力。ソクラテスは新しい道を模索する。生をうまく乗り切るプラトンの哲学。魂の秩序と都市の秩序。この世界から脱落することは許されるか。
- マックス・ヴェーバーの理論、苦悩が超越を求めるという宗教的な世界拒否。しかしアウグスティヌスは異常なまでに神を求める。超越を裏切るものとしての悪。一次元的人間。科学の倒錯に対するアインシュタインの警告。聖霊に抗する罪。
- シェリングにおける超越への裏切りの歴史。神の中の悪と宇宙のドラマ。意識の進化。無の共犯者としての人間。無政府状態と秩序を乱すテロルの間にある国家。なぜ世界は啓示を必要とするか。精神に対して信義を守る。〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より