てりむくり : 日本建築の曲線
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てりむくり : 日本建築の曲線
（中公新書, 1515）
中央公論新社, 2000.1
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テリムクリ : ニホン ケンチク ノ キョクセン
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参考文献: p213-220
Description and Table of Contents
Description
反った屋根を「てり屋根」、ふくれた屋根を「むくり屋根」と呼ぶ。「てり」と「むくり」が連続し、凸凹の滑らかな反転曲面をもつのが「てりむくり屋根」だ。神社仏閣の軒先にかかる唐破風がその典型である。この形は建築だけでなく日用品に使用され、さらには神輿や墳墓に採用されるなど日本人の死生観とも深くかかわってきた。日本独自の表面はどのように誕生し受け継がれてきたのか。日本文化の深層を「てりむくり」に見立てて読み解く。
Table of Contents
- 第１章 誰もが目にした形
- 第２章 唐破風にみなぎる美と力
- 第３章 日本民族の工夫
- 第４章 大陸が見逃した曲面
- 第５章 よみがえる意匠
- 第６章 機能美を超えて
- 第７章 すりこまれた記憶
- 第８章 獲得された視点
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