鯨と原子炉 : 技術の限界を求めて
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書誌事項
鯨と原子炉 : 技術の限界を求めて
紀伊國屋書店, 2000.2
- タイトル別名
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The whale and the reactor : a search for limits in an age of high technology
- タイトル読み
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クジラ ト ゲンシロ : ギジュツ ノ ゲンカイ オ モトメテ
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注記
原著 (University of Chicago Press, c1986) の翻訳
内容説明・目次
内容説明
原子炉に代表される暴走するテクノロジーの発展は止めようがないのか。私たちはいかなる技術的世界を創造しようというのか。著者は技術に絶対の信頼を置く「技術的夢遊病」からの脱却を求め、技術文明のあり方についてはさまざまな選択肢があることを問いかけ、その選択決定のための「技術の政治哲学」の構築をはかろうとする。といっても、著者はいわゆる自然論者の立場ではない。技術と人間の未来をめぐる二十世紀のさまざまな思想・思想家たち、運動や流行を批判的に検証し、技術を論じる際によく使われる「利害得失」「効果・効率」「自然」「リスク」などの概念に、重大な落とし穴が潜んでいることを解き明かす。
目次
- 第1部 技術の哲学(生活の形式としての技術;人工物に政治はあるか;テクネーとポリテイア)
- 第2部 技術—改革と革命(よいねずみ取り器を作る;分権化とは何か;情報社会の神話)
- 第3部 過剰と限界(自然状態再訪;タール人形につかまらないために;ブランデー、葉巻、そして人間的価値;鯨と原子炉)
「BOOKデータベース」 より