書誌事項

ヨーロッパ中世古文書学

ジャン・マビヨン著 ; 宮松浩憲訳

九州大学出版会, 2000.2

タイトル別名

De re diplomatica

タイトル読み

ヨーロッパ チュウセイ コモンジョガク

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注記

原著第2版 (Paris, 1709) の翻訳

参考文献・史料: p[709]-716

内容説明・目次

内容説明

本書はヨーロッパ古文書学の父、フランス実証主義史学の確立者として知られるジャン・マビヨン(1707年没)の主著に関する世界で最初の現代語訳である。著者は17世紀の戦乱による史料の散逸と誤った準則の横行を前にして、「文書は古ければ古いほど疑わしい」とする通説と闘うため、そして「歴史は正しく保存されない限り死滅する」との固い信念から、デカルトの新しい合理的方法論に基づいて、真偽判別の要素を文書の材質、書体、文体、下署、印章、日付事項に分類し、総合的視点から新しい準則を導き出すことに成功、ここに近代古文書学の学問体系が確立されたのである。と同時に、本書はヨーロッパで最高の歴史家たちの協力、26年間にわたって繰り返された広範な史料探査、古事・法律・古典文学の該博な知識によって完成されたもので、古文書学という旧来の狭い枠組みを越えた、フランス実証主義史学の真髄をここに見ることが出来る。

目次

  • 第1巻 古文書の古さ、材質、書体
  • 第2巻 古文書の文体、下署、印章、日付事項
  • 第3巻 反対者たちの見解が論駁される。略式文書と文書集の権威が考察される
  • 第4巻 国王文書が作成されたフランク諸王の宮廷と王領地
  • 第5巻 古書体の模写見本が掲載され、解説が付される
  • 第6巻
  • 四つの補説

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA46004728
  • ISBN
    • 9784873786131
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    lat
  • 出版地
    福岡
  • ページ数/冊数
    755p, 図版 [1] 枚
  • 大きさ
    27cm
  • 分類
  • 件名
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