アフター・リベラリズム : 近代世界システムを支えたイデオロギーの終焉
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書誌事項
アフター・リベラリズム : 近代世界システムを支えたイデオロギーの終焉
藤原書店, 2000.5
新版
- タイトル別名
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After liberalism
新版アフター・リベラリズム
- タイトル読み
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アフター リベラリズム : キンダイ セカイ システム オ ササエタ イデオロギー ノ シュウエン
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注記
After liberalism.(New York : New Press, 1995)の全訳
初出一覧: p426
索引: p428-437
内容説明・目次
内容説明
本書では、1989年を、1789年から1989年に至る時代の終わりとして見なす方がより有益である、ということを論じるつもりである。1789年から1989年に至る時代は、近代世界システムの地球的規模におけるイデオロギー—著者のいう地政文化geoculture—であるリベラリズムが、勝利しかつ崩壊した時代であり、興隆し最後には消滅した時代である。このように考えれば、1989年という年は、フランス革命のスローガンが不可避的な歴史的真実を反映しており、現在あるいは近い将来において実現されるようになると多くの人々によって考えられていた政治的・文化的時代—目を見張るような科学技術的成果のあった時代—の終わりをなす年であるといえるだろう。
目次
- 1 1990年代とその後—再構築可能か(冷戦と第三世界—古き良き時代なのか;平和、安定、正統性—1990年から2025/50年まで ほか)
- 2 リベラル・イデオロギーの構築と勝利(三つのイデオロギーか一つのイデオロギーか—近代性をめぐる似非論争;リベラリズムと国民国家の正統化—ひとつの歴史的解釈 ほか)
- 3 リベラルの歴史的ジレンマ(どの近代性の終焉なのか;リベラリズムの克服不可能な諸矛盾—近代世界システムの地政文化の視点から見た人権と民族の権利)
- 4 社会主義の死滅か、瀕死の資本主義か(転換の戦略・戦術としての革命;共産主義崩壊後のマルクス主義 ほか)
「BOOKデータベース」 より