文化としての他者
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書誌事項
文化としての他者
紀伊國屋書店, 2000.6
復刊版
- タイトル別名
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In other worlds : essays in cultural politics
- タイトル読み
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ブンカ トシテノ タシャ
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注記
原著(New York: Methuen , 1987)の序文,第3,4,6,12章を省略して訳出したもの
原註: p383-423
邦訳文献: p424-428
その他の訳者: 大野雅子, 鵜飼信光, 片岡信
内容説明・目次
内容説明
著者ガヤトリ・スピヴァックは、脱構築思想をマルクス主義と結合し、哲学や文学の問題だけでなく社会批判へと拡大してしまう類まれなラディカリズムによって、いまやアメリカを代表する批評家の一人と注目されている。第三世界出身の女性である著者は、アメリカ社会のなかでは、「異文化」を体現する存在にほかならない。アメリカという「他者」のなかで、この尖鋭な知性は何を考えたのだろうか?著者の本邦初訳である本書には、そうした思考の軌跡が映し出されている。ミクロなレヴェルでは、文学テクストや大学制度を、マクロなレヴェルでは、高度資本主義の世界システムを、本書は「他者」という視点で鋭敏に読み解いてゆく。
目次
- 1 刃としての文字=手紙
- 2 フェミニズム的な読みの発見—ダンテ‐イェイツ
- 3 フェミニズムと批評理論
- 4 説明と文化—雑考
- 5 解釈の政治学
- 6 国際的枠組みにおけるフランス・フェミニズム
- 7 “価値”の問題をめぐる雑駁な考察
- 8 マハスウェータ・デヴィ作「ドラウパーディ」
- 9 マハスウェータ・デヴィ作「乳を与える女」
- 10 副次的なものの文学的表象—第三世界の女性のテクスト
「BOOKデータベース」 より