日本語を考える : 移りかわる言葉の機構

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日本語を考える : 移りかわる言葉の機構

山口明穂著

東京大学出版会, 2000.9

Other Title

Thinking in Japanese : changes in language and their effect on thought

Title Transcription

ニホンゴ オ カンガエル : ウツリカワル コトバ ノ キコウ

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Note

英文タイトルは標題紙裏による

Description and Table of Contents

Description

万葉集から現代語まで。助動詞「た」は何を表わすか。助詞「が」は主格か。日本語の機構を通して、古典の読み方に新しい視点を与える。

Table of Contents

  • 序章 移りかわる言葉
  • 第1章 灯暗うして数行虞氏の涙、夜深うして四面楚歌の声—「数」はいくつか
  • 第2章 家離りいます吾妹を止めかね山隠しつれ心どもなし—動詞の用法(巳然形の意味)
  • 第3章 秋立ちて幾日もあらねばこの寝ぬる朝明の風は袂寒しも—順接と逆接の論理
  • 第4章 信濃なる園原にこそあらねども我がははきぎと今は頼まむ—係結びの発生と変遷
  • 第5章 かく憂き事を知る知る、ありしながらに見奉らむよ—時の助動詞「き」の意味
  • 第6章 式部卿宮、明けん年ぞ五十になり給ひける—時の助動詞「けり」の働き
  • 第7章 氷せし嵐を春に吹きかへて昨日は聞かぬ谷の下水—時の助動詞「た」の役割
  • 第8章 猫を飼はば/その猫が争ひの種となるらむ/悲しき我が家—助動詞「らん」の変化
  • 第9章 「この千鶴子さんはね君、ピエール氏が非常に好きだったんだよ。君はいつも傍にいたくせに、写真なんて機械に気を取られて、知らないんだろう」と云って笑った。「ピエール氏が好きか、を好きか、どっちだ」「さァ、それはこの人に聞かなくちゃ」—助詞「が」の機能(主格とは?)

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Details

  • NCID
    BA48334825
  • ISBN
    • 4130830295
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    265p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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