エイズ : ウイルスの起源と進化
著者
書誌事項
エイズ : ウイルスの起源と進化
学会出版センター, 2001.1
- タイトル別名
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Viral sex : the nature of AIDS
- タイトル読み
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エイズ : ウイルス ノ キゲン ト シンカ
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注記
文献: p412-428
内容説明・目次
内容説明
エイズの起源については現在でも大きな謎とされている。はなはだしくは、生物兵器開発によって引き起こされた疾病であるという噂が信憑性をもって語られたこともあった。本書はそうしたエイズの起源を生態系の変化のなかに探ろうとした書である。古代エジプトのミイラにエイズウイルスの痕跡を探り、アフリカの熱帯雨林のなかにエイズ・コネクションの存在を求めている。また、第二次世界大戦を挟んでヨーロッパで流行した乳幼児肺炎にエイズウイルスの原型を求めたりしている。古代から現代、旧世界から新世界、類人猿から人類と、時代や地域、種を越えてエイズの起源を明らかにしようとした書である。
目次
- 1 正体を現わしたウイルス
- 2 HIV発見をめぐる物語と一九八〇年以前のエイズ流行の様相
- 3 ベビーブーム—ウイルスサブタイプの栄枯盛衰
- 4 アフリカ大陸—HIV‐1の起源を訪ねて
- 5 HIV‐0とHIV‐1—チンパンジー・コネクション
- 6 HIV‐2—スーティーマンガベイ・コネクション
- 7 ミイラの中にSIVの起源を探る
- 8 SIVやHIV以前に存在したウイルスたち—ネコ・コネクション
- 9 ミステリーの探検者—HIVの未来
- 10 ウイルスのセックスとエイズ—不安定性に対する対応
- 11 レトロウイルスの生き残り戦略—人類に対する脅威
- 12 人類生き残りのための戦略—HIVワクチン
「BOOKデータベース」 より