感情労働としての看護
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感情労働としての看護
ゆみる出版, 2000.12
- Other Title
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感情労働としての看護
The emotional labour of nursing
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カンジョウ ロウドウ トシテノ カンゴ
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Note
2000年12月25日初版第1刷発行の奥付けの訳者略歴の前田泰樹の読み「まえだ・やすき」は「まえだ・ひろき」の間違い
監訳: 武井麻子, 前田泰樹
その他の訳者: 安藤太郎, 三井さよ
原著 (Macmillan, 1992) の翻訳 (原著付録の調査結果データの資料は除く)
参考文献: 巻末pi-ix
Description and Table of Contents
Description
患者は痛かったり、苦しかったり、淋しかったり、怖かったり、焦ったりしていて、それを何とかしてほしいと思っているのです。確かに教科書には、疾患のことが詳しく記述されていますが、個々の患者が何を思い、どのような助けを必要としているかは、当人でなければ分かりません。いえ、当人ですら、分からないときがあります。そこで、患者はときに看護婦の理解を越えた反応を示します。しかも、より深刻な問題は、そうした患者の精神的な不安定さではなく、そうした患者に手を焼く看護婦自身の精神状態にあるのです。そんなとき、ホックシールドの感情労働という概念に出会ったのです。…感情労働としての看護について理解するのは、一つには看護婦自身のメンタルヘルスのためでもありますが、もっと大事なのは、それによって患者の理解が深まり、ケアの質も高まるということです。
Table of Contents
- 第1章 序論
- 第2章 世間の水につかる—ケアを担う看護婦を選抜し、テストし、そして期待する
- 第3章 ケアについてはまったく何も語られない—看護の知の定義づけ
- 第4章 患者の具合の悪いところから学ぶ—看護の仕事の定義づけ
- 第5章 病棟婦長と感情ワークの基礎構造—病棟での感情ワークを目にみえるものにすること
- 第6章 病院で死ぬこと—究極の感情労働
- 第7章 ケアリングの軌跡—ケアリングのスタイルと能力の時間にともなう変化
- 第8章 結論
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