オフサイドの自由主義 : ドイツ労働組合の初めての闘い

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オフサイドの自由主義 : ドイツ労働組合の初めての闘い

太田和宏著

(Minerva西洋史ライブラリー, 45)

ミネルヴァ書房, 2001.4

タイトル読み

オフサイド ノ ジユウ シュギ : ドイツ ロウドウ クミアイ ノ ハジメテ ノ タタカイ

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内容説明・目次

内容説明

1869年12月、プロイセン・ヴァルデンブルクの炭鉱夫約7000人が参加して大ストライキが展開された。それは全国的労働運動の最初の沸騰であった。しかし、この大規模なストライキは、ドイツ国内では、未熟な労働組合の時期尚早な決起と評され、イギリス労働組合の理解も得られぬままに瓦解する。リベラル系労働組合の運動が、以降伸張することなく没落していった転換期がこの決起であったといえる。この争議の検討を通じ、リベラル系とヒルシュ・ドゥンカー労働組合とドイツ労働運動の理解、第一次大戦前におけるドイツ社会とドイツ自由主義の特質を理解する。

目次

  • 序章(自由主義的鉱夫組合のストライキをブレンターノが批判した)
  • 第1章 助走・加速(組合成立;鉱夫組合の成立と急速な発展 ほか)
  • 第2章 決起・昂揚(ストライキは整然と始まった;雇用主の挑戦的な布告 ほか)
  • 第3章 耐久・焦燥(社会主義陣営の反応;持久戦に入ってからの雇用主の攻勢 ほか)
  • 第4章 屈服・悄然(鉱夫たちの最後のあがきと国王への直訴;総評議会の敗北声明 ほか)
  • 終章(連合定期大会でのストライキ総括;支援金の補償問題 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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