中世フランドル都市の生成 : 在地社会と商品流通

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中世フランドル都市の生成 : 在地社会と商品流通

山田雅彦著

(Minerva西洋史ライブラリー, 48)

ミネルヴァ書房, 2001.5

タイトル読み

チュウセイ フランドル トシ ノ セイセイ : ザイチ シャカイ ト ショウヒン リュウツウ

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注記

付録史料 (サン・トメール史関連の流通税表) : 巻末pvii-xxi

内容説明・目次

内容説明

フランドル地方ほど典型的に「中世都市」が発展した地域はないといわれている。本書では、中世フランドル都市の生成・成長の問題を、在地経済・在地社会との関係から明らかにする。そして、在地住民が織りなす多層的な商品流通世界にスポットをあて、諸侯権力と初期都市民とのかかわりも問題にする。

目次

  • 序章 問題の所在と本書の構成
  • 第1章 フランドルにおける大都市の生成とその複合要因—イープルの初期発展をめぐる研究史
  • 第2章 フランドルにおける修道院都市の発展と年市—中小都市メーゼンの場合
  • 第3章 フランドル年市の古層的系譜—ヘントの聖バヴォ年市を中心に
  • 第4章 フランドル都市の初期発展と農業的基盤—飢饉に関するガルベルトゥスのテキストと学界論争
  • 第5章 フランドル都市経済の在地流通的基盤—都市ヘントと周辺都市に関する流通税表の相互比較分析
  • 第6章 フランドル都市経済における地域連関の生成—流通税表を素材としてみたスヘルデ河流域のニシン流通を中心に
  • 第7章 フランドル都市経済と生活物資商品化の諸過程—都市サン・トメールの流通税表をめぐる層位学的考察
  • 第8章 フランドル都市の成長とインフラストラクチャー—新港建設と干拓事業をめぐる研究史
  • 終章 フランドルにおける都市・流通・権力—フランドル伯の行為とその限界

「BOOKデータベース」 より

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