在宅死の時代 : 近代日本のターミナルケア

書誌事項

在宅死の時代 : 近代日本のターミナルケア

新村拓著

法政大学出版局, 2001.4

タイトル読み

ザイタクシ ノ ジダイ : キンダイ ニホン ノ ターミナル ケア

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内容説明・目次

内容説明

高度経済成長末期以降、病院死の増加にともなって、死亡後の処置を含めた看取りの技術や知識は、家庭からも地域からも急速に忘れ去られていった。多くの人びとが、住み慣れた自宅での死を望みながら、やむをえず病院で死を迎えている。本書は、近代日本における看取りの文化と地域医療の実態を、地主・開業医・巡査の日記や小説・病院資料を通して明らかにし、「遠ざかる死」の時代にあって、死を見つめ、考えることが生を豊かにするという観点から「看取りの復権」を提唱する。

目次

  • 第1部 看取りの文化(遠ざかる死;地主の日記にみる死の看取り;近代の医師;伝統医療のゆくえ;都市近郊農村における地主と開業医;病院医療の夜明け;派出看護婦の雇用;看取りにおける終末期の認識とケア;死後の処置;変革期にある現代医療;告知の歴史)
  • 第2部 看病を職業とした人びとの系譜(看護と介護;病院と看護人;小石川養生所の看病人;長崎養生所の看病人;病院の「看頭」;看病・看護・介抱・付添いの関係方式;死を前にした尾崎紅葉の心の揺れ)

「BOOKデータベース」 より

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