ニグロ、ダンス、抵抗 : 17〜19世紀カリブ海地域奴隷制史

書誌事項

ニグロ、ダンス、抵抗 : 17〜19世紀カリブ海地域奴隷制史

ガブリエル・アンチオープ著 ; 石塚道子訳

人文書院, 2001.7

タイトル別名

Nègres, danse et résistance : Pour une histoire de l'esclavage dans la Caraïbe du XVIIe au XIXe siècle

ニグロダンス抵抗

タイトル読み

ニグロ、 ダンス、 テイコウ : 17 19セイキ カリブカイ チイキ ドレイセイシ

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注記

主要文献: p308-314

内容説明・目次

内容説明

「問題はニグロなのだ」という挑発的な一文から始まる本書は、「奴隷のダンス」という身体表現行為に着眼して著された、きわめてユニークな奴隷制期カリブ海地域史である。S・ホールのように、奴隷制プランテーションを、生産様式の関係性だけでなく、イデオロギーの次元の関わりをも重視しながら描き出す。奴隷制植民地についてのこれまでの歴史観を奴隷の側から転覆し、ヨーロッパ中心主義的な世界史の書換えをも突きつける。好評既刊書『“複数文化”のために—ポストコロニアリズムとクレオール性の現在』の続篇。

目次

  • 第1部 カリブ海地域のエスニックな構成要素(カリブ人;ヨーロッパ系人;アフリカ系人)
  • 第2部 ヨーロッパと植民地、そして「奴隷像」の形成(ヨーロッパ人と黒人;植民地、「黒人」か「ニグロ」か;ニグロのダンスのイメージ)
  • 第3部 カリブ海地域の奴隷制社会(「人種」的混淆;社会的分化と社会的緊張;体制の錯乱)
  • 第4部 奴隷とダンス(奴隷の生きられた空間におけるダンス;抵抗としてのダンス)

「BOOKデータベース」 より

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