「帝国」の文学 : 戦争と「大逆」の間
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「帝国」の文学 : 戦争と「大逆」の間
(以文叢書, 6)
以文社, 2001.7
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帝国の文学 : 戦争と大逆の間
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テイコク ノ ブンガク : センソウ ト タイギャク ノ アイダ
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Description and Table of Contents
Description
藤村、花袋、荷風、鴎外、漱石から中上健次にいたる天皇制の文学的側面。日露戦争で高揚したナショナリズムと、それによって析出された“個”=市民意識のダイナミズムを、日本自然主義と「大逆」事件のあいだに読む。
Table of Contents
- 第1章 「国民」というスキャンダル—島崎藤村『破戒』他
- 第2章 「女」という非国民—島崎藤村『春』、田山花袋「蒲団」他
- 第3章 「非‐真理」にいたる病—田山花袋『生』、岩野泡鳴『耽溺』他
- 第4章 「冷笑」するオリエンタリズム—永井荷風「花火」『あめりか物語』『ふらんす物語』他
- 第5章 「父殺し」の二つの型—田山花袋『東京の三十年』、徳田秋声『足迹』『黴』他
- 第6章 ファルスをめぐる「大逆」—石川啄木「時代閉塞の現状」、森鴎外「かのやうに」、幸徳秋水「基督抹殺論」、管野すが子「死出の道艸」他
- 第7章 漱石と天皇—「思ひ出す事など」『彼岸過迄』『こヽろ』『道草』他
- エピローグ、あるいは地の果てへの「道艸」—中上健次『地の果て至上の時』
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