「戦争責任」とは何か : 清算されなかったドイツの過去

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「戦争責任」とは何か : 清算されなかったドイツの過去

木佐芳男著

(中公新書, 1597)

中央公論新社, 2001.7

タイトル別名

戦争責任とは何か

タイトル読み

センソウ セキニン トワ ナニカ : セイサン サレナカッタ ドイツ ノ カコ

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内容説明・目次

内容説明

1995年にドイツ各地で開かれた「国防軍の犯罪」展は激しい抗議運動を引き起こした。ナチスばかりでなく正規軍も残虐な行為を行っていた事実に光が当てられたためである。「ドイツは自らの戦争責任を認め、謝罪してきた」と言われてきたが、それは正しいのだろうか。膨大な聞き取り調査を通じ、ドイツが冷戦構造の中で巧妙に論理のすり替えを行ってきたことを検証し、歴史と向き合うことの重さと意味を問う。

目次

  • 序章 日独でちがうもの、おなじもの(ふたつの舌禍;ドイツ版“君が代論争”)
  • 1 善いドイツ人と悪いドイツ人=DEトリック(旧ドイツ国防軍の暗部;トリックの仕掛け人 ほか)
  • 2 忘れられた「戦争」の罪責=ABCトリック(ふたつの国際軍事裁判;すれちがう日独比較 ほか)
  • 3 粉飾された国家像=ABC・DEトリック(トリック集大成—ヴァイツゼッカー演説;トリックからの決別—ヘルツォーク演説 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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