民族問題とアイデンティティ
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書誌事項
民族問題とアイデンティティ
(研究叢書 / 中央大学人文科学研究所編, 28)
中央大学出版部, 2001.7
- タイトル読み
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ミンゾク モンダイ ト アイデンティティ
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注記
内容: 序(伊藤成彦), 第I部: (「「ウチナーンチュ」とは誰か」, 「二十一世紀の「在日」のアイデンティティ」), 第II部: (「少数民族の思想/現実と理想の間で」-「問われるジャコバン共和国」), 第III部: (「われらが生み出したる憎悪」, 「民族問題は人類のアポリアか?」), 執筆者紹介
収録内容
- 「ウチナーンチュ」とは誰か / 長谷川曾乃江 [執筆]
- 二十一世紀の「在日」のアイデンティティ : 「関係性」のあり方 / 尹健次 [執筆]
- 少数民族の思想/現実と理想の間で : 一九二〇年代の「トランシルヴァニア主義」の動向 / 伊藤義明 [執筆]
- ドイツにおけるエスニック・マイノリティ / 星野智 [執筆]
- 問われるジャコバン共和国 : フランスにおける共和主義と多文化主義 / 三浦信孝 [執筆]
- われらが生み出したる憎悪 : 国家間民族紛争への非決定論的アプローチ / モジュタバ・サドリア [執筆] ; 石塚輝紀訳
- 民族問題は人類のアポリアか? : ローザ・ルクセンブルクの『民族問題と自治』をめぐって / 伊藤成彦 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
「世界平和」とは、結局は諸民族の共存・協力である。どのような問題を、どのように解決すれば、それは可能なのか。著者たちの研究チームは、こういう問題意識を共にしたものによって作られた。本書の構成は、対象とされた地域が地理的に身近な所から離れた所へと展開する形をとっているが、それは問題が離れているということではない。問題は、「民族」の名によって少数者が差別・疎外・抑圧される構造はどうして生まれるのか、どうすればこの問題を解決することができるのか、という問題である。
目次
- 「ウチナーンチュ」とは誰か
- 二十一世紀の「在日」アイデンティティ—「関係性」のあり方
- 少数民族の思想/現実と理想の間で—一九二〇年代の「トランシルヴァニア主義」の動向
- ドイツにおけるエスニック・マイノリティ
- 問われるジャコバン共和国—フランスにおける共和主義と多文化主義
- われらが生みだしたる憎悪—国家間民族紛争への非決定論的アプローチ
- 民族問題は人類のアポリアか?—ローザ・ルクセンブルクの『民族問題と自治』をめぐって
「BOOKデータベース」 より