ニーチェ : その思考の伝記
著者
書誌事項
ニーチェ : その思考の伝記
(叢書・ウニベルシタス, 724)
法政大学出版局, 2001.8
- タイトル別名
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Nietzsche : Biographie seines Denkens
- タイトル読み
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ニーチェ : ソノ シコウ ノ デンキ
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注記
原著 (München ; Wien : Carl Hanser, 2000) の全訳
年譜: p396-422
文献: 巻末p2-8
内容説明・目次
内容説明
没後百年(2000年8月25日)の記念出版の白眉。単なる年代記的な「生の伝記」としてではなく、その思考の発展の過程を跡づけ、ニーチェの哲学世界の一大パノラマを描き上げる。
目次
- 二つの情熱、途方もないものと音楽。音楽がなくなったときいかに生きるか。海の怪物セイレン以後の悲哀。興醒め。実験と誘惑。
- 子供が書く。分かちうるもの(Dividuum)。稲光と雷鳴。経歴を見つけ、でっち上げる。プロメテウスとその他。哲学の初めての試み、「運命と歴史」。理念の大洋と異国への憧れ。
- 自己検証。文献学の節制。ショーペンハウアー体験。自己克服としての思索。理想化された自然と創造的精神。文献学への懐疑。様式への意志。ヴァーグナーとの最初の出会い。
- 存在の渦巻。『悲劇の誕生』の誕生。根底の冷酷さ。戦中のニーチェ。奴隷。道徳・対・美的思考。暴動への恐怖。文化の企業秘密の洞察。途方もないものの前の透明陽画と衝立。ディオニュソス的英知。〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より