青春という亡霊 : 近代文学の中の青年
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青春という亡霊 : 近代文学の中の青年
(NHKブックス, 926)
日本放送出版協会, 2001.10
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セイシュン トイウ ボウレイ : キンダイ ブンガク ノ ナカ ノ セイネン
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引用文献一覧: p313-316
Description and Table of Contents
Description
「青春」や「青年」という言葉は、どこか気恥ずかしいものになってしまった。しかし、近代社会では、「青春」や「青年」は輝かしい概念であった。文学青年が巷にあふれ、純文学が青年のバイブルのように読まれた。夏目漱石の『三四郎』、森鴎外の『青年』をはじめとして、青年を主人公とした近代小説が数多く生まれた。スタンダール、ドストエフスキー、カミュ、大江健三郎、村上春樹…自殺する青年や殺人を犯す青年を描いた小説を読み解き、近代社会にいかにして「青年」が誕生し、輝き、やがて輝きを失っていったのかを鋭く考察し、「青年」の正体に迫る力作評論。
Table of Contents
- 第1章 青春の原点
- 第2章 自殺する青年
- 第3章 殺人を犯す青年
- 第4章 芸術に救われる青年
- 終章 『“青春”の誕生』と『青春の終焉』
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