結核という文化 : 病の比較文化史

書誌事項

結核という文化 : 病の比較文化史

福田眞人著

(中公新書, 1615)

中央公論新社, 2001.11

タイトル別名

結核という文化

タイトル読み

ケッカク トイウ ブンカ : ヤマイ ノ ヒカク ブンカシ

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注記

結核に関する年表: p266-267

主要参考文献: p268-269

内容説明・目次

内容説明

結核は人類の歴史とともに古くから存在し、新旧両大陸で痕跡が見つかっている。その古い病気が、突然一九世紀から二〇世紀前半を代表する病となった。貧困の中の悲惨な死という現実とは対照的な、佳人薄命を尊ぶロマン化現象、天才芸術家の宿命という伝説、療養所を舞台とするサナトリウム文学などの登場が、その時代の文化を色どっている。古今東西の実例を紹介しつつ、病からみた斬新な文化史の構築を試みる。

目次

  • 1 病の運命—三つのエピソードから
  • 2 西洋の結核の歴史—古代から中世へ
  • 3 中国と日本の結核の記録
  • 4 近代の結核療法の登場
  • 5 細菌学の時代
  • 6 近代化と産業革命・殖産興業
  • 7 肺病のロマン化
  • 8 サナトリウムという新しい舞台
  • 9 結核患者の群像
  • 10 結核は過去の病気ではない

「BOOKデータベース」 より

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