インド-傷ついた文明
著者
書誌事項
インド-傷ついた文明
岩波書店, 2002.5
- タイトル別名
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India : a wounded civilization
インド : 傷ついた文明
- タイトル読み
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インド キズツイタ ブンメイ
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内容説明・目次
内容説明
数百年に及ぶ異文化の征服と支配は、文明に決定的な傷を残した。自立の精神や創造力を失い、古めかしい生活規範と宗教的戒律に、何の疑いも持たず従うことしかできない人びと。もはや幻影でしかない偉大な過去への依存から逃れる可能性はあるのか。独立は、新たな空虚と混沌を生んだにすぎないのか。一九七五年に出された「非常事態」宣言下にあるインドを旅する作家は、ガンディーやナーラーヤンへの鋭い批判も交えながら、父祖の地の病理を真摯に問う。迫力ある紀行。
目次
- 第1部 傷ついた文明(古い均衡;砕ける世界)
- 第2部 国土にたいする新たな権利主張(摩天楼と棟割長屋;穀物を貯えた家)
- 第3部 思想ではなくて妄想(視野の欠落;総合と模倣;失楽園;再生か継続か)
「BOOKデータベース」 より